久保建英の“幻のスーパーゴール” スペイン地元紙が判定を疑問視「ゴール取り消しは正しかったのか?」
バジャドリード戦で0-1惜敗、久保のゴール取り消しで論争
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間10月22日のラ・リーガ第11節でバジャドリードと対戦し、敵地で0-1と惜敗。リーグ戦7試合連続スタメン出場の日本代表MF久保建英が豪快なシュートを叩き込むも取り消しとなったなか、ソシエダの地元紙「エル・ディアリオ・バスコ」は「久保のゴール取り消した主審は正しかったのか?」と疑問を呈している。
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試合は前半16分、1本のパスで抜け出した相手FWセルヒオ・レオンにシュートを叩き込まれ、バジャドリードが先制。劣勢のソシエダも反撃に出ると、前半45分にボール奪取からカウンターを発動し、一気にゴール前へ迫る。相手ペナルティーエリア前でパスを受けた久保がワンフェイントを入れて相手を翻弄し、左足を素早く振り抜くと、豪快な一撃がネットに突き刺さった。
久保が歓喜し、チームメイトも駆け寄るなど沸いた直後、主審がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)と交信。その後オンフィールドレビューでゴール前の接触プレーをチェックすると、直前の場面で味方MFマルティン・スビメンディのファウルがあったとして、久保のゴールは惜しくも取り消された。
「久保のゴールを取り消した主審の判断は正しかったのか?」と報じたのは、ソシエダの地元紙「エル・ディアリオ・バスコ」だ。ソシエダ寄りの見解ながら、「スビメンディがオスカル・プラノにファウルを犯したとして、VARも介入して日本人のゴールを認めなかった」と記し、「久保建英のゴールを取り消した判断は正しいのか? 論争が起きている」と反響を伝えた。
記事では「映像では、ソシエダのMFが左膝をぶつけてバランスが崩れ、相手を転倒させたことがリプレイで確認できたものの、ファウルとは思えない。問題は、これがファウルかどうかだ」と疑問を呈している。
決まっていれば試合の流れが大きく変わっていた場面だっただけに、久保の“幻のゴール”を巡って論争が続きそうだ。