Jリーグ野々村チェアマン、ルヴァン杯決勝の“声出し応援”と“熱量”に感銘「サッカーに欠かせないと感じさせてくれた」

野々村芳和チェアマンがサポーターの声援について言及【写真:徳原隆元】
野々村芳和チェアマンがサポーターの声援について言及【写真:徳原隆元】

「選手もレフェリーもすべてを出してくれた」と称賛

 Jリーグの野々村芳和チェアマンは、10月22日にルヴァンカップ決勝のサンフレッチェ広島とセレッソ大阪の一戦を視察。試合後に取材対応すると、サポーターの声援について「これはサッカーに欠かせないと感じさせてくれた」と話した。

 試合は後半にC大阪が広島のミスを突いて先制するも、残り15分で退場者を出したC大阪に対して広島が猛攻。アディショナルタイムの表示が9分となるなかで同6分にPKで広島が追い付き、さらに同11分にセットプレーから逆転ゴール。広島が2-1の逆転勝利を飾った。

 それだけに野々村チェアマンは「それこそ、アディショナルタイムの6分で同点ゴールだったので、大会MVPをどうするかと話していたほど。セレッソの立場からはサッカーの怖さだし、広島の立場からすると最後まで諦めないということになったと思う」とコメント。そして「やっぱりサポーターが熱量を出してくれることが今日のこのような結果も呼んだと思う。これはサッカーに欠かせないと感じさせてくれた」と、両ゴール裏の声出し応援が許可されていたスタジアムについて話した。

 また、C大阪のDFマティ・ヨニッチが退場した場面と広島の同点PKの判定は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言からオンフィールドレビューが行われて判定が変更になる流れだった。野々村チェアマンは「映像を見ればそう思うというか、難しいもの。今あるテクノロジーの中で最高のものを選手もレフェリーもすべてを出してくれた」と話した。

 広島は前身のヤマザキナビスコ杯から合わせて30回目の大会で初優勝となり、野々村チェアマンは「オリジナル10がすべてこの大会を優勝した」とコメント。一部報道にもあった大会方式の変更についても「今までがダメということではなく、10クラブで始まったJリーグは来年に60クラブになる。20クラブが優勝を目指せる大会が良いのか、60クラブが目指せる大会が良いのか、パートナーなどの立場から見ても、魅力や価値のある大会は何かを考えたい」と言及していた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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