野々村Jチェアマン、工藤さんの急逝に胸中吐露 今年8月に宮崎で会話「まだ上を目指しますと…」
ルヴァン杯決勝後、元日本代表FW工藤壮人さんへの思いに言及
Jリーグの野々村芳和チェアマンは、10月22日にルヴァン杯決勝のサンフレッチェ広島とセレッソ大阪の一戦を視察。試合後に取材対応すると、前日に亡くなった元日本代表FW工藤壮人さんへの思いを話した。
この試合前には、昨日に亡くなった工藤さんへの黙とうも行われた。J3テゲバジャーロ宮崎に所属していた工藤さんは2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌日に医療機関を受診したところ、水頭症の診断を受けて入院。11日に手術を行い、容体悪化を受けて17日からICUにて治療に専念していたが、21日にクラブ側から死去が発表され帰らぬ人となった。
野々村チェアマンは「言葉が出ない、という言葉になってしまう」と率直な気持ちを話し、家族の意向なども確認したうえでこの試合の前に闘病する工藤さんへ向けてサッカーファミリーからエールを送る時間を作る準備をしていたと明かした。
また、生前の工藤さんとは「8月21日に宮崎で話して、彼のほうから近づいてきてくれて5分くらい、まだまだ上を目指して頑張りますよとキラキラした目で言っていた」というやり取りがあったことを明かし、「残念。悔しいだろうなと思う」と、沈痛な面持ちで話していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1