田嶋幸三JFA会長、工藤壮人さん逝去に哀悼の意 「現役選手が亡くなることは非常につらい」
水頭症の容体悪化を受けてICUにて治療も、21日に死去発表
日本サッカー協会(JFA)は10月22日、J3テゲバジャーロ宮崎の元日本代表FW工藤壮人さん(享年32)の逝去を受け、田嶋幸三会長の声明を発表した。同会長は「悲しみに耐えません。手術をしてICUで治療を受けていると聞き、一日も早く回復することを願っていましたが、このようなことになり本当に残念です」とコメントしている。
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工藤さんは柏レイソルのアカデミーで育ち、2009年に柏のトップチームへ昇格。J1リーグ、天皇杯、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)優勝を経験し、16年以降は米メジャーリーグサッカー(MLS)や国内、オーストラリア1部リーグのクラブを転々とし、2022シーズンからJ3宮崎へ加入した。
今季リーグ戦では21試合に出場し3ゴールをマークしていたなか、2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌日に医療機関を受診したところ、水頭症の診断を受けて入院。11日に手術を行い、容体悪化を受けて17日からICUにて治療に専念していたが、21日にクラブ側から死去が発表され帰らぬ人となった。
訃報を受けて田嶋会長は哀悼の意を表した。コメントは以下のとおり。
「工藤壮人選手の訃報に接し、悲しみに耐えません。吉田達磨監督(現、ヴァンフォーレ甲府)に指導を受けていた柏レイソルユース時代から注目していた選手でした。その後、柏レイソルのトップチームで活躍し、日本代表選手に選ばれた2013年の東アジアカップでは初優勝に貢献してくれました。その勇姿が忘れられません。手術をしてICUで治療を受けていると聞き、一日も早く回復することを願っていましたが、このようなことになり本当に残念です。現役選手が亡くなることは非常につらく、また、ご家族やクラブ、ファン・サポーターの皆さんの気持ちを考えると言葉が見つかりません。ここに謹んで哀悼の意を表します」
(FOOTBALL ZONE編集部)