C大阪主将・清武、ルヴァン杯制覇へ決意 昨季準Vの悔しさ露わ「優勝チームを下から2度と見たくない」

セレッソ大阪の清武弘嗣【写真:Getty Images】
セレッソ大阪の清武弘嗣【写真:Getty Images】

22日決勝の前日会見に出席、改装された国立競技場で初のプレー「ワクワクする」

 国内3大タイトルの1つ、ルヴァン杯の決勝戦が10月22日に行われるのに先立ち、試合前日練習と記者会見が会場の国立競技場で実施された。セレッソ大阪の元日本代表MF清武弘嗣は前日会見に出席し、「優勝チームを下から見る景色は、2度と見たくない」と、サンフレッチェ広島との決勝戦に意気込んだ。

 清武は2017年にルヴァン杯を制したC大阪でも中心的な存在だったが、昨年の決勝では名古屋グランパスに敗れた。準優勝チームとして、前回の決勝会場になった埼玉スタジアムの2階部分で表彰を受ける名古屋をピッチから見上げた。その悔しさを前日会見で清武は「昨年の決勝で僕たちは負けている。優勝チームを下から見る景色は、2度と見たくない。負けて優勝チームを称えるのは複雑な気持ち」と語った。

 前回優勝から5年が経つなかで選手が入れ替わっていき、清武やGKキム・ジンヒョンやDF松田陸をはじめ、優勝を知るメンバーも少なくなってきた。それだけに清武は「未来あるセレッソのためにもタイトルは大切。成長のためにも大事な舞台になる。今年からの選手、去年の悔しさを知る選手、全員で勝ち取りにいきたい」と力を込めた。

 若返りつつあるC大阪の中で2008年に大分トリニータ、17年にC大阪での優勝だけでなく、ドイツでのプレーや日本代表43試合出場など大舞台を知る清武の存在は大きなもの。今季はシーズン途中での負傷離脱もあり、決勝もスタメン起用か勝負どころの投入になるかは不透明だが、C大阪がタイトルを獲得するために不可欠な存在になるのは間違いないだろう。

 改装された国立競技場でのプレーは初めてということもあり、清武は「ここがたくさんの人で埋まるのを想像するだけでワクワクする。両チームが躍動する姿をスタジアム、テレビの前の方に、素晴らしい試合を届けたい」と熱戦を誓った。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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