浦和ロドリゲス監督が悔恨 「もう3試合か4試合早く気づいて…」引き分け数“二桁”のシーズン成績に見解

浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】

21日のトレーニング後に定例のオンライン会見、ラスト2試合となった今季シーズンに言及

J1浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は10月21日のトレーニング後に定例のオンライン会見を行い、ラスト2試合となった今季のゲームについて「このシーズンの最後でチームの強さを見せたい」と話した。

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 今季の浦和は2019年末にクラブが打ち出した3年計画のラストイヤーで、リーグ優勝を最優先目標とされていた。しかし、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝進出はあったものの、リーグ戦では現在8位と目標からは遠い位置にある。

 その原因の最たるものが、引き分けの多さ、勝ち切れない姿にもあるだろう。浦和の8敗は2位の川崎フロンターレ、3位のサンフレッチェ広島、4位のセレッソ大阪とも同じ数だけに、勝利と引き分けの数の差がそのまま勝ち点と順位の差に表れる。川崎が引き分けを除くと18勝6分なのに対し浦和は10勝14分であり、ここだけで勝ち点16差がついた。

 ロドリゲス監督は今季について「さまざまな困難があり、自分たちでコントロールできない難しさもあった。5月はチームのバランスを考えすぎて引き分けが多くなった。そのあとに中盤のバランスを変えて4-3-3にして良くなった。もう3試合か4試合早く気づいて良くなっていると、引き分けを勝ちに持っていけたかもしれない。そうなると勝ち点8から勝ち点10くらい多く取ってACL出場権を狙えたかもしれない」

 浦和はロドリゲス監督が話すように、5月28日のアビスパ福岡戦(0-0)で相手ボール時は4-4-2をベースにすることを踏襲しながら、マイボール時に4-3-3に変化する戦術変更を見せた。その試合ではゴールを奪えなかったが、それは後にACL決勝トーナメントを勝ち抜くうえでも力になった。4月と5月のリーグ戦が9試合を8分1敗という足踏みだっただけに、その時期に対する悔恨の念は残るようだ。

 このあと、29日には優勝の懸かる首位の横浜F・マリノスとのアウェーゲーム、11月5日にはJ1残留の懸かるアビスパ福岡とのホームゲームがありシーズンの公式戦を終える。ロドリゲス監督は「全く違った2試合になると思う。相手は優勝や生き残り、すべてを懸けて戦う状況にある。その難しさがある。こちらも気持ちの部分で彼らに負けないように強く準備していかないといけない。このシーズンの最後でチームの強さを見せたい」と話した。

 リーグ優勝は未達成の目標になってしまったが、ラスト2試合でそのポテンシャルを示せるのかどうかは厳しい目線で見られることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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