スティーブン・ジェラード監督が解任 アストン・ビラ指揮2季目、今季リーグ戦17位と低迷

アストン・ビラがジェラード監督を解任【写真:Getty Images】
アストン・ビラがジェラード監督を解任【写真:Getty Images】

プレミアリーグで早くも4人目の解任劇、フルハム戦完敗後にクラブが正式リリース

 イングランド1部アストン・ビラは現地時間10月20日、元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード監督を解任したことを発表した。クラブは声明で「私たちはスティーブンの努力と忠誠に感謝するとともに、将来の成功を祈る」と、発表している。

 ジェラード監督は、昨シーズン途中にスコットランド1部レンジャーズの監督を退任して、昨年11月にアストン・ビラの監督に就任。レンジャーズ時代は、2020-21シーズンにリーグ戦32勝6分と無敗優勝を成し遂げるなど、通算193試合で125勝41分27敗という圧倒的な成績を残していた。

 ジェラード監督就任1年目はプレミアリーグで14位となったアストン・ビラだったが、今季は11試合を消化して2勝3分6敗で降格圏目前の17位と低迷。18位のウォルヴァーハンプトンと同勝ち点、最下位のノッティンガム・フォレストとも勝ち点3ポイント差しかない。10月に入ってからは、リーグ戦2分2敗と勝利がなく、20日のプレミアリーグ第12節フルハム戦に0-3と完敗を喫したことで、クラブはジェラード監督の解任に動いた。

 フルハム戦の前には、「状況を改善できることを証明したい。この状況を打破できる自信と信念を持っている」と語っていたジェラード監督だったが、プレミアリーグで初の監督経験は11か月で幕を閉じる苦いものとなった。

 なお、ジェラード監督は、今シーズンのプレミアリーグでボーンマスのスコット・パーカー監督、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督、ウォルバーハンプトンのブルーノ・ラージ監督に続く4人目の解任となっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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