C・ロナウドの“無断退席”を伊メディア批判 「こうやって王者のキャリアは汚れていく」
トッテナム戦で試合終了前に退席
イングランド1部の名門マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、10月19日に行われたプレミアリーグ第12節トッテナム戦(2-0)でリードしている後半終了間際に無断でロッカールームに下がったことが騒動になっている。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、「こうやってチャンピオンのキャリアは汚れていく」と厳しく批判した。
ホームにトッテナムを迎えたユナイテッドは、ブラジル代表MFフレッジとポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの得点によって2-0で勝利。勝ち点を19に伸ばし、現在プレミアリーグ5位につけている。
“赤い悪魔”は上位対決を見事に制したが、試合後にはネガティブな話題が持ち上がっている。この試合でベンチ入りするも出番なしに終わったロナウドが、試合終了のホイッスルを待つことなくロッカールームへと引き上げてしまった。
エリック・テン・ハフ監督は「明日、考える」として、試合後の会見などその日の問題にはしなかった。この件について、イタリア1部ユベントス時代には得点力などを評価していたイタリアのメディアも批判的に報じている。
「テン・ハフ監督は、クラブが問題を解決してくれることを期待しているだろう。未来は明らかで、スタメン選考のファーストチョイスでなくなっているロナウドは(来年)1月に出ていくだろう。しかし、だからと言って今回の行動が正当化されるわけではない。どんな監督や選手にとってもマンチェスター・ユナイテッドというクラブと、その歴史は尊敬するに値するものだ」
そのうえで、「こうやってチャンピオンのキャリアは汚れていく」と厳しく批判した。バロンドール5回受賞など輝かしいキャリアを築いてきたロナウドは、この問題行動によって落とした株を回復させることができるだろうか。