「栄養の知識が凄い」 日本代表・西シェフ、“最も食事に対する意識が高い”選手に挙げたのは?
長友は「一番身体を気遣っている」と分析
日本代表の専属シェフを務める西芳照氏は、2006年のドイツ・ワールドカップ(W杯)を皮切りに、これまで2010年の南アフリカW杯、2014年のブラジルW杯、2018年のロシアW杯でも、チームの料理を担当してきた。1か月後に開幕するカタールW杯は、通算5度目のW杯参戦となる。
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日本代表の選手たちは、自分たちの栄養源となる食事に対して非常に気を使っているという。日本代表チームも2019年のアジアカップからは、捕食にサプリメントを使わず自然食品で疲労回復を促すようになっている。
西シェフは、ロシアW杯の際も「1回の食事ごとにレモンを2、3個ジュースにしたりして飲んでいたりしました」と明かす。そして、「僕も意識して調理していますが、選手のほうが気を使っているので、その要望に応えられるように提供したいと思います」と、カタールW杯に向けて語った。
多くの選手を見てきた西シェフだが、最も食事に対する意識が高いと感じているのは、FC東京のDF長友佑都だという。
「一番意識が高いのは、長友さんですね。年齢的な部分もあると思いますが、自分の身体の疲労を貯め込まないための食事をすることに、すごく気を使っているなと感じます。例えば『青魚を多めに出してほしい』とか、『油は新しい油を使ってほしい』という要望や『この揚げ物は新しい油で揚げていますか?』と聞いてくれます。彼自身の栄養の知識も凄いものがあります。一番身体を気遣っているというか、食べ物に気を使っているのは長友さんだと思います」
今回のカタールW杯でメンバー入りすれば、フィールドプレーヤーでは日本人史上最多となる4度目のW杯出場となる36歳の長友。これだけ長期にわたって第一線で活躍できる背景には、やはりピッチ内だけではない取り組みやこだわりがあるようだ。