C・ロナウドの“タイムアップ前無断退席”に元英代表戦士が苦言 「容認できない」「残念」
トッテナム戦でベンチ入りするも出番なし
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間10月19日に行われたプレミアリーグ第12節トッテナム戦(2-0)でベンチ入りしたが、出番なしに終わった。チームが勝利を収めるなかで、試合終了のホイッスルが鳴る前にドレッシングルームへ去ったことが物議を醸している。
ホームにトッテナムを迎えたユナイテッドは、ブラジル代表MFフレッジとポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの得点によって2-0で勝利。勝ち点を19に伸ばし、現在プレミアリーグ5位につけている。
“赤い悪魔”は上位対決を見事に制したが、試合後にはネガティブな話題が持ち上がっている。この試合でベンチ入りするも出番なしに終わったロナウドが、試合終了のホイッスルを待つことなくドレッシングルームへと引き上げてしまったのだ。英公共放送「BBC」によれば、エリック・テン・ハフ監督はこれについて「今日ではなく明日対処する。今は勝利を祝っている」とコメントしている。祝勝ムードに水を差しかねない振る舞いだとして、「BBC」の解説陣も苦言を呈している。
元イングランド代表FWギャリー・リネカー氏が、「BBC」のサッカー番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」で「申し訳ないが、あれは容認できない」とコメントすれば、元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏も「自分のチームが勝利したというのに残念」とロナウドの行動はふさわしいものではなかったと指摘した。
さらに元ウェールズ代表キャプテンのアシュリー・ウィリアムズ氏もリネカー氏に同調し、「マンチェスター・ユナイテッドにとっては素晴らしい夜だったのに、我々は今日もプレーしていないクリスティアーノ・ロナウドについて話している」と皮肉まじりのコメントを残した。
開幕前には去就問題が再三取り沙汰されていたロナウド。今季はここまで公式戦12試合に出場して2得点を記録しているが、プレミアリーグでの先発は2試合にとどまるなど出番は限られている。