マジョルカのアギーレ監督、元教え子の久保にジョーク交じりの一言 「私に挨拶しなかった」
古巣マジョルカとの対決で後半30分までプレー、シルバのパスからのビックチャンスは逃す
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間10月19日、ラ・リーガ第10節でマジョルカと対戦し、セットプレーの1点を守り切って1-0の勝利を収めた。古巣対決で先発出場した日本代表MF久保建英は後半30分までプレーしたが、試合後にマジョルカのハビエル・アギーレ監督が元教え子に対してコメントしている。
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試合が動いたのは前半4分、レアル・ソシエダが左のコーナーキック(CK)のチャンスからMFミケル・メリーノがドンピシャのヘッドで決めて先制。その後もソシエダが試合を有利に進めるなか、同24分には、元スペイン代表MFダビド・シルバのパスに抜け出した久保がビックチャンスを迎えるも、相手GKのセーブに遭って得点にはつながらなかった。
エンド変わって後半13分、マジョルカが反撃。左サイドから前線に渡ったボールに競り勝ったFWアマト・ディエディウがスペースを突いてドリブルで持ち運び、ゴール前でフェイントを入れてからのシュートは見事ゴールニアに突き刺さった。しかし、ここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認が入り、競り合いの際にレアル・ソシエダMFアリツ・エルストンドへのファウルがあったとして得点は認められず。そのまま試合は1-0で終了した。
スペイン紙「マルカ」では、試合後のアギーレ監督が元教え子の久保に触れたコメントを紹介。「(ジョーク交じりの表情で)私に挨拶しなかったので怒っている。私は彼が好きだった。今彼はより自由にプレーし、守備の義務を負うことなく快適に過ごしているようだ」と話している。
古巣との対戦で一定評価を受けた久保だが、チャンスでの決定力には厳しい指摘もあった。昨シーズン共闘したアギーレ監督との再会も、少し後味の悪いものになってしまったかもしれない。