C・ロナウド、試合終了前の“無断撤収”にスペイン紙言及 罰金以外の懲罰を予想「メンバー入りしなくても不思議はない」
テン・ハフ監督は「明日、対処する」と試合後にコメント
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間10月19日に行われたプレミアリーグ第12節トッテナム戦で2-0と勝利した。上位争いをしている強豪を圧倒し、完封勝利を収めたなか、ベンチ入りしたものの出番のなかったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、怒った様子で試合終了を待たずにロッカーへ退いたことが話題となっている。
ロナウドをベンチに置いたユナイテッドは優勢に試合を進めたが、前半のうちに得点を挙げることはできなかった。それでも後半2分にブラジル代表MFフレッジのシュートが相手DFに当たり、好セーブを連発していたフランス代表GKウーゴ・ロリスの逆を突く形で先制する。その後も相手を圧倒し、後半24分にはポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスのミドルシュートでリードを2点に広げた。その後もトッテナムにチャンスを作らせず、2-0の勝利を収めている。
エリック・テン・ハフ監督の下で強さを見せたなか、ロナウドの行動が議論になっている。昨季のトッテナム戦でハットトリックを決めていたが、この日はピッチに立つことはなく、チームが2点リードした終盤にロッカールームへ戻っていく様子が映された。
スペイン紙「AS」は、「テン・ハフ監督にうんざりのクリスティアーノは、試合終了を待たずにピッチを去る」と見出しを立てて、5度のバロンドール受賞者の行動を報じた。
記事では、ロナウドがロッカールームへ戻っていった際に、交代枠が2つ残っていたことを指摘。そして、「この行動によって罰金が科せられるだろう。また、金銭的な罰だけではなく、この行動はスポーツ面にも影響が出るかもしれない。次のチェルシーとの試合で、クリスティアーノがプレーしないことはもちろん、メンバー入りしなくても不思議ではない」と、複数の処分が下される可能性についても言及した。
プレシーズンマッチのラージョ・バジェカーノ戦(1-1)の際も、ロナウドは試合途中に帰宅し、ユナイテッドの監督は「許されないこと」と考えを示していた。トッテナム戦後にテン・ハフ監督は、ロナウドの帰宅を指摘されると「そのことは気にしていなかった。明日、対処する」とコメントしており、どのように対応するかが注目される。