セルティック古橋、1ゴール記録も現地採点は及第点止まり 「自信を失っているようだ」
週末のハーツ戦では古橋の先発落ちとギアクマキスの先発入りを予想
スコットランド1部セルティックは、10月19日に行われたスコティッシュカップ準々決勝のマザーウェル戦に4-0で勝利した。先発出場した日本代表FW古橋亨梧はチーム4点目を挙げて白星に貢献したが、スコットランドメディア「Football Scotland」の採点は「6」(10点満点)と伸びなかった。
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チームメイトのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスが好調なこともあり、古橋を先発から外すべきという声も挙がり始めているなかでマザーウェル戦に先発出場。序盤からゴールに迫ったが、日本代表MF旗手怜央の折り返しから迎えたゴール前での決定機ではボールを枠に飛ばせず。ミドルシュートもクロスバーに嫌われてしまう。
3-0で迎えた後半32分、古橋はこの試合2得点のイスラエル代表MFリエル・アバダのシュートがポストを叩き、こぼれたボールを無人のゴールに押し込んで1点を挙げたものの、この1点では十分ではないと現地では評価されたようだ。
「Football Scotland」では、出場全選手の採点を付けたなかで、「キョウゴの自信についての不安」と見出しを打ち、以下のように分析した。
「キョウゴの能力には疑いはないが、27歳は現在、自信を失っているように見える。日本人ストライカーは、普段の彼なら確実にゴールを決められそうな2つのチャンスを生かせなかった。クロスバーを叩いた見事なシュートは、彼の眼がゴールを狙っていることを示した。最終ラインのDFと肩を並べた時、その動きは印象的でもあった。無人のゴールにチーム4点目を決めて、4試合連続ノーゴールは阻止。ストライカーには最も必要なことだった」
そして、「アンジェ・ポステコグルー監督は、ギオルゴス・ギアクマキスの好調もあり、誰を起用するかに頭を悩ますだろう。だが、悪くないジレンマだ。ギリシャ人ストライカーは、ハイバーニアン戦(6-1)で見事なゴールを決めており、ハーツ戦での先発が有力視されている」と、10月22日に行われるリーグ戦での古橋の先発落ちを予見した。
セルティックの加入後、ゴールを量産してきたこともあり、自身への要求もかなり高くなっている古橋。9月のドイツ遠征の際にも「自分が絶対的なレギュラーだと思ったことはない」と語っていたが、再び結果を出し続けて、先発に定着することができるだろうか。