ドルトムントの2列目に香川の新ライバルが台頭 ゲッツェも凌駕した“左利きの万能アタッカー”
ゲッツェよりも多くのパスを受け攻撃を創出
▲【表3】ドルトムント攻撃陣のスタッツ(スタメンのみ)
[表3]で示した通り、出場時間が15分長かったとはいえ、ゲッツェよりも多くのパスを受け、攻撃アクションを起こし、キーパスも4本試みている。ワルシャワのプレスが甘く、ゲレイロはバイタルエリアに空いた広大なスペースをうまく突いて敵陣深い位置で決定的な役回りを演じていた。セットプレーのキッカーとして2ゴールに絡み、走行距離もUEFA公式データによれば両チームトップの11.53kmを記録するなど、インサイドハーフに求められる攻守両面の仕事を十分に果たしたと言えるだろう。
この試合で先制点を決めたゲッツェも徐々にコンディションを上げており、途中出場のカストロもファーストタッチをゴールに結びつけてチームの5点目を挙げるなど中盤センターを巡る争いは激化の一途を辿っている。格下相手のゲームだったものの、ゲレイロという新たなライバルの台頭により、香川にもさらなるアピールが求められている。
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データ提供元:Instat