ドルトムントの2列目に香川の新ライバルが台頭 ゲッツェも凌駕した“左利きの万能アタッカー”

CLワルシャワ戦で1得点1アシスト ゲレイロが新たなライバルとして浮上

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは14日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の初戦レギア・ワルシャワ戦に臨み、6-0という大差で勝利した。足首の負傷から回復したばかりの香川は90分間をベンチで過ごしたが、スコアが示す通りの一方的なゲーム展開のなかで、レギュラー争いのライバルとしてドイツ代表MFマリオ・ゲッツェに加えて、ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロの存在が急浮上した。

 敵地に乗り込みポーランド王者と対戦したこの試合は、序盤からアウェーのドルトムントがペースを掴んだ。前半7分にゲッツェがヘディングで先制点を奪うと、同15分にはゲレイロのFKからDFソクラティス・パパスタソプーロスがゴール。2分後には再びゲレイロのゴール正面のFKを皮切りに、最後はDFマルク・バルトラが押し込み3-0とした。その後もドルトムントは攻撃の手を緩めず、後半6分にゲレイロが左足で決めて4点目。同31分にMFゴンサロ・カストロ、同42分にFWピエール=エメリク・オーバメヤンにも得点が生まれて6-0と完勝した。

[表1]の通り、データ上でもドルトムントがワルシャワを圧倒している。ボールポゼッションは65%対35%とほぼ一方的な状況で、パス本数は約2倍。キーパス(ゴールが狙える位置にいる味方へのパス)を狙った数が22本対7本、ペナルティーエリア内でのシュート数も19本対7本と、ただキープをするのではなく、相手ゴール前でより多くの決定的な状況を生み出していた。

表1

▲【表1】両チームのスタッツ

 

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