アーセナル冨安が「チームメイトを怒らせた」 ジャカ激怒と英メディア指摘、リーズ戦の消極プレー「快く思っていない」
左サイドバックとしてフル出場、無失点勝利に貢献も「期待外れ」と現地厳しい評価
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間10月16日のプレミアリーグ第11節リーズ・ユナイテッド戦(1-0)に左サイドバック(SB)として先発出場。フル出場で1-0勝利に貢献したものの、「消極的だったことがチームメイトを怒らせた」と、現地メディアは指摘している。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
冨安は1つ前のリバプール戦(3-2)で左SBとして出場すると、今季リーグ戦初スタメンながらも堂々たるパフォーマンスを示し、相手のエースFWモハメド・サラーとのマッチアップで完封するなど、安定感抜群のプレーで勝利に貢献。現地メディアからは最大級の評価が与えられた。
続く敵地でのリーズ戦でも、2試合続けて左SBとして起用され、サイドに張るだけでなく、中に絞ってボランチのような役割に徹する場面も。結果として無失点勝利に導いたとはいえ、リーズの出足鋭いプレスに手こずる様子も窺え、英メディアは「フットボール・ロンドン」では「苦しんでいた」と評された。
そんななか、英メディア「HITC」は、スイス代表MFグラニト・ジャカが冨安のパフォーマンスに不満を持っていたと報道。「ジャカ、リーズ戦でアーセナルのチームメイトに激怒」と見出しが打たれた記事では「ジャカはアーセナルのチームメイト冨安健洋を快く思っていない。冨安は最高の試合をしたとは言えず、彼がポゼッションにおいて消極的だったことがチームメイトを怒らせた」と綴られている。
リーズ戦の冨安は左サイドで何度かボールを持ったものの、マッチアップしたMFブレンデン・アーロンソンの牽制に遭い、後方へボールを戻すシーンが散見。そうしたシーンを引き合いに「冨安が前に行かずにガブリエルにバックパスすることに熱心すぎる場面があり、それがジャカをイライラさせることにつながった」と指摘された。
冨安の全体的なパフォーマンスについても「日本のスターはよくやったが、日曜日のエランドロードでのリーズの激しさには本当に苦戦した。冨安はポゼッションでも特に良いところを見せなかった。全体として、冨安のパフォーマンスは期待外れだった」と厳しく評価している。
リバプール戦での“株上昇”から一転、評価を落とす形となったなか、現地時間10月20日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)PSV(オランダ)戦、23日のプレミアリーグ第13節・サウサンプトン戦と続く直近2試合で、再び安定感際立つパフォーマンスを示せるかに注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)