34歳ベンゼマ、悲願のバロンドール獲得 キャリアで「常に目標だった2人」とは?
フランス人選手では、コパ氏、プラティニ氏、パパン氏、ジダン氏に続く5人目の受賞
フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が主催するバロンドール授賞式が10月17日(現地時間)に行われ、スペイン1部レアル・マドリードに所属するフランス代表FWカリム・ベンゼマが初受賞を果たした。喜びのコメントを英公共放送「BBC」が報じている。
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昨年、フランス1部パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの通算7度目の受賞をめぐる賛否を受け、対象となる時期が暦年から欧州のフットボールシーズンに変わった今年のバロンドール。受賞したのは、大本命と目されていたベンゼマだった。
フランス人では、1958年のMFレイモン・コパ氏、1983年から1985年にかけて3年連続で受賞したMFミシェル・プラティニ氏、1991年に受賞したFWジャン=ピエール・パパン氏、そして1998年のMFジネディーヌ・ジダン氏以来、24年ぶり5人目の受賞となった。
ベンゼマは、「目の前にこのトロフィーがあるのを見ると、自分の仕事を誇らしく思える。これは子供の頃からの夢だったし、モチベーションであり続けた。常に目標だったのが、(ジネディーヌ・)ジダンと(元ブラジル代表FW)ロナウドの2人であり、この夢を実現することがずっと頭にあり、すべてのことは可能だと思ってきた」と、受賞を喜んだ。
現在34歳のベンゼマだが、昨シーズンは公式戦46試合で44得点を記録。レアルのUEFAチャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠獲得の立役者となった。また、フランス代表でもUEFAネーションズリーグ初制覇に貢献。なお、34歳での受賞は1956年の元イングランド代表FWスタンリー・マシューズが当時41歳で受賞したのに次ぐ、歴代2位の最年長記録となっている。
この年齢についてもベンゼマは、「僕にとって年齢は単なる数字でしかない。最近は、年齢を重ねても選手たちはプレーができるし、僕自身も燃えるような野心を持っている。それが僕自身を駆り立ててきたし、決して諦めることを許さなかった。この夢はずっと持ち続けてきたものだし、僕の背後にある炎でもあった。最大限の取り組みをしようと思っていた」と、語っている。
なお、4位~2位にはそれぞれFCバルセロナのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ、バイエルン・ミュンヘンのセネガル代表FWサディオ・マネが順にランクインしていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)