インザーギ監督が本田の「すでにチーム戦術が見破られている」という発言を擁護

「間違って表現されていた」

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督は、日本代表FW本田圭佑を擁護した。8日のサンプドリア戦前日記者会見に臨んだ指揮官にはこんな質問が寄せられた。
「本田は“対戦相手がすでにミランの攻撃パターンを見破っているから、何か変えなければならない”と言っていた。この分析は正しいと思うか?」 
 本田は、ミランとドイツ大手シェーバー会社「ブラウン」の業務提携の記者会見に出席し、3戦連続未勝利のチーム戦術が研究されていると発言した。だが、指揮官は本田のこの発言が誤って引用されたと主張している。
「本田は間違って、彼が言った言葉を表現されていたと思う。なぜなら彼は何か問題があればすぐに監督に言ってくる。彼には、とても満足しているし、この戦術でまさに彼は活躍できている」
 インザーギ監督は、そう言って本田とのエピソードを明かした。
「練習場でも月曜日に“もっとチームのために何ができるか”と聞いてきた。本田はプロフェッショナルな選手。明日から、今までやってきたようにやってくれると祈っている」
 インフルエンザの影響で喉の痛みを訴えた背番号「10」だが、サンプドリア戦前日の練習には参加したもよう。3試合連続で無得点のエースは、強行出場でチームの勝利に貢献できるか、注目が集まる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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