レバークーゼン戦で2つのPKを沈め、リーグ戦6ゴール目を記録

　ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、現地時間10月15日に行われたブンデスリーガ第10節レバークーゼン戦で2つのペナルティーキック（PK）を決めて5-1の勝利に貢献。ドイツメディアが選ぶ今節のベスト11に選出されている。

　前半アディショナルタイムにPKを獲得したフランクフルトは、FWコロ・ムアニがキッカーを担当し、PKを失敗したかと思われた。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）が介入してやり直しとなり、今度は鎌田がキッカーを担当すると、冷静に流し込んで先制ゴールをマーク。さらに後半27分にフランクフルトがPKを獲得し、鎌田が再び担当して冷静にネットを揺らした。これでリーグ戦6ゴール目を挙げ、ブンデスリーガ自己最多記録を更新している。

　5-1の快勝に貢献した鎌田に対し、ドイツ公共放送局「ARD」のスポーツ番組「Sportschau」は「第10節ベストイレブン」に選出。鎌田について「オリバー・グラスナー指揮下のフランクフルトの勝利もカマダのおかげだ。非常に確実なペナルティーキッカーだった」と紹介し、レバークーゼン戦のデータを含め称賛を送っている。

「攻撃的MFは矢のように速く（試合中の最高時速は34.1km）、ボールコンタクトは77回と最も多く、ミスパスはわずか9％だった。また、日本人選手にとって初のブレイス（1試合2ゴール）となった」

　同イレブンでは、同じフランクフルトからMFイェスパー・リンドストロムも選出。また、11人中の5人がダブルスコアラーという結果になっている。

　選出された11人は以下のとおり。

＜GK＞
ロビン・ツェントナー（マインツ）

＜DF＞
ティモ・バウムガルトル（ウニオン・ベルリン）

＜MF＞
ドミニク・コール（マインツ）
イェスパー・リンドストロム（フランクフルト）
鎌田大地（フランクフルト）
ヤニク・ハベラー（ウニオン・ベルリン）
レロイ・サネ（バイエルン・ミュンヘン）

＜FW＞
サイラス・カトンパ・ムブンパ（シュツットガルト）
ロベルト・スコフ（ホッフェンハイム）
マルクス・テュラム（ボルシアMG）
ステファン・ティッゲス（ケルン）