「見違えるように変わってきた」 日本代表フィジカルコーチが強度の成長に太鼓判を押した選手は?
暑熱対策や中3日への変更でどのような進言をするか
日本人選手にも、そうした舞台を日常とする選手が増えてきた。そうした選手たちが持っている力を最大限に発揮できるように手助けできるかは、日本代表が目標とするベスト8進出を果たすうえでも、大きな鍵を握る。
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「やはり南アフリカ、ロシアとは環境が違います。暑熱対策の部分は、ロシア大会よりも気を付けないといけない部分です。また日程が中4日から中3日になりました。監督へのターンオーバーの進言について、拾えるデータも考えなければいけません。中3日での疲労回復という点では、どれだけ睡眠がとれたかというのも、選手の負担にならないように、しっかりモニタリングして評価してコンディションをチェックしたい」と、W杯期間の取り組みのプランについても言及した。
4年前のロシア大会では、日本代表は前半の45分間はどの国とも互角に戦えていたが、後半に入ると徐々に相手との差が開いてきたというデータが残っている。松本氏は「負け試合もあれば、勝ち試合もありますが、フィットネスデータが向上していることは見ることができています。選手たちがヨーロッパで、肌で感じた課題に取り組み続けていますし、ロシア大会の反省も生かしています。あとは実際に結果が出るか、出ないか」と、日本代表チームの成長を確信する。
カタールW杯で日本は、ドイツ、スペインとW杯優勝経験のある強豪国と同グループに入った。松本氏が実感した成長を結果で表すことができるだろうか。