レアルが違約金575億円でベイルと契約延長交渉 英紙も「天文学的な数字」と仰天

契約延長の即時締結を求めるレアル メッシやロナウドらと同水準の週給4000万円を準備

 レアル・マドリードはウェールズ代表FWギャレス・ベイルと契約延長交渉を進めているが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに並ぶ世界最高のサラリーを提示する代わりに、移籍時の違約金を5億ユーロ(約575億円)に設定しようとしていることが明らかになった。英地元紙「ガーディアン」が報じている。

 レアルは、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ優勝とリーグ終盤戦に見せた猛追劇の立役者となったベイルの活躍を評価し、契約延長の即時締結を求めている。週給はバルセロナFWリオネル・メッシ、ロナウドら世界トップクラスと同水準の30万ポンド(約4000万円)を準備する代わりに、レアル側は衝撃的な違約金を設定しようとしているという。

「決着していない条項の一つは違約金の設定額だ。天文学的な数字の5億ユーロという金額で交渉は続いている」

 記事ではこうレポートされている。現在、フットボール界最高額の移籍金は今夏ユベントスからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したフランス代表MFポール・ポグバの移籍金1億1000万ユーロ(約130億円)。ベイルが13年にトットナムからレアルに移籍した際の116億円という最高額の記録を塗り替えた。イングランドメディアからは、ポグバ獲得に費やした巨額について「過大評価」という声も上がっているが、レアルの辣腕フロレンティーノ・ペレス会長は、ポグバの約4.5倍となる値札をベイルに付けよとしている。

 ベイルは6月の欧州選手権でもウェールズ代表で圧倒的なパフォーマンスを発揮し、準決勝でポルトガルに敗れるまで、大会を通じて格の違いを見せ続けた。フットボール界の移籍金はとんでもない額に急騰しているが、果たして“575億円の男”が誕生する日は来るのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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