「W杯が近いから言いにくいけど…」 涙のブラジル代表FWリシャルリソン、ふくらはぎ負傷でW杯に暗雲
古巣エバートン戦で後半7分に交代
イングランド1部トッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンが、現地時間10月15日に行われたプレミアリーグ第11節エバートン戦(2-0)で負傷交代を余儀なくされた。11月に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)欠場の可能性が浮上し、試合後には涙を浮かべながらインタビューで心境を明かした。
古巣相手の一戦で今季プレミアリーグで4試合目のスタメン出場を果たしたリシャルリソンだったが、後半早々の7分に途中交代。ふくらはぎの違和感を訴え、ピッチをあとにした。米スポーツ専門局「ESPN」によれば、試合後に怪我の程度を見極める検査を受ける予定だが、W杯欠場も余儀なくされる可能性があるという。
試合後、リシャルリソンは松葉づえをついた状態で「ESPNブラジル」のインタビューに応じ、涙を浮かべながら「W杯が近いから少し言いにくいけど、これと似たような怪我をしたことがある。できるだけ早く治したい。エバートンで同じ怪我をした時は2か月くらいプレーできなかった」と心境を吐露した。
W杯開幕はおよそ1か月後に迫っている。リシャルリソンは夢の舞台に向けて万全の準備をするだけと前向きなコメントも残している。
「月曜日に検査を受ける。今は歩くだけでも痛い。カタールに行くためにはポジティブでいなければいけない。(開幕まで)あと1か月と少しだが、日々準備を進めてきた。残念なことにふくらはぎを痛めてしまったが、今はただ待つだけで、一日でも早く回復できるよう治療をしていく」
9月の代表ウィークに行われたテストマッチではガーナ戦(3-0)で2得点、チュニジア戦(5-1)で1得点と結果を出してメンバー入りに向けた完璧なアピールをしていたリシャルリソン。負傷を乗り越え、無事にカタールのピッチに立つことを願うばかりだ。