久保建英の秘めた可能性をFC東京の関係者5人が証言 「自分の存在を言葉でもプレーでも表現できる」
立石敬之GMの証言
FC東京はFCバルセロナと密に情報を交換しているという。立石GMは「彼らは久保のプレーをチェックしている。継続的に追いかけているのは、期待の表れだと思う。ものすごく高い評価を受けていると感じる」と話す。
「久保建英は将来、バルサの10番を背負えるのか?」と、あけすけな質問をぶつけてみると、立石GMはこう答えた。
「僕らの今までの常識や価値観だと、それは夢物語。僕らの想像を超えていけるかどうかは、彼の努力次第。僕らの想像の範囲で育てば、それなりの選手にしかならない。事実として、さらに上にいく選手をわれわれは育てた事がないわけだから」
もしも、バルサの10番に背負えるまでに成長する過程に関われたとしたら、それはクラブにとって大きな経験値になるはずだ。
「僕らにとって教材や経験値になるし、指導者にとっても、そういう選手の成長に携われたら刺激にもなる。もちろん、周りの同世代の選手に与える影響も計り知れない。今のところ、久保の存在は育成に関して好影響しかない」
いずれ久保がトップチームに昇格した時、クラブはたぐいまれなタレントを手に入れたということを、改めて実感するに違いない。