悪童バロテッリが過去2年の“サボり”を反省 「自分には練習が必要だと理解していたが…」

入団会見でも「まずは練習」と殊勝な言葉が

 インテルで17歳4カ月でデビューを果たして以来、ピッチ内外での素行不良が話題になってきた。交通違反を何度となく繰り返し、チームメートと殴り合いも演じた。喫煙もやめることはなく「本を読んだらタバコは体に悪いと書いてあった。だから、俺は本を読むのをやめたんだ」と言い放つ始末だった。

 そうした素行不良の少年風に言えば、この2年間は“サボり”であったと本人は認めている。今季開幕前に開催された欧州選手権でも、イタリア代表を率いたアントニオ・コンテ監督(現チェルシー監督)からは全く考慮に入れられずに落選した。成績不振もあり、本人も自身の苦しい状況を理解したのだろうか。ニースへの入団会見では「まずは練習。その次に試合だ」と、殊勝な言葉を残していた。

 2年前に移籍金2000万ユーロ(約23億円)で獲得し、600万ユーロ(約7億円)とされる年俸を払ってきたリバプールと、その一部を昨季負担したミランにとっては憤懣やるかたない悪童による“サボり”だが、更生しつつあるバロテッリは、ワールドクラスと言われる潜在能力をニースで発揮することができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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