EL苦戦のローマ、モウリーニョ監督がCL敗退組の大会参戦に不満「来るべきではないが、これが現実だ」
アヤックス、バルセロナ、ユベントスなどに決勝ラウンドからのEL参戦の可能性
ジョゼ・モウリーニョ監督が率いるイタリア1部ASローマは、現地時間10月13日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節でスペイン1部ベティスと対戦し、1-1で引き分けた。試合後にモウリーニョ監督は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージで3位となったクラブが、決勝ラウンドから参戦してくる現在のフォーマットへの不満を口にしている。スペイン紙「AS」が報じた。
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昨シーズンのセリエAで6位となり、今季はELに参戦しているローマ。4節を終えて1勝1分2敗となり、グループCで3位となっている。自力で決勝ラウンドに進出するためには、残り2節で2連勝することが求められるが、モウリーニョ監督は難敵ベティスとの一戦で、勝ち点1を獲得できたことに満足した様子だった。
前半34分に先制される展開になったローマだが、後半8分にFWアンドレア・ベロッティのゴールで追い付き、1-1で試合を終えた。モウリーニョ監督は「負けたら敗退が決まる、大きなプレッシャーのかかった一戦だった。引き分けは、私たちにとって命綱になった」と、グループステージ突破に望みがつながったことに安堵した。
昨季はUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)を制したローマだが、一つ上のヨーロッパ大陸の大会となっているELでタイトルを獲得するのは、簡単ではないと感じているようだ。その要因の1つには、CLの1次ラウンドで3位となったクラブが、決勝ラウンドからELに参戦してくることが挙げられる。
この日、対戦したベティスに優勝の可能性はあると感じたかと問われたモウリーニョ監督は、「ベティスは優勝候補だろう。だが、ここからはCLで敗退したサメが来る。彼らの存在は大きい。彼らは来るべきではない。だが、これが現実だ。CL失格組が来る、すべて来るんだ」と、レギュレーションに不満を示した。
CL第4節の終了時点の3位は、オランダ1部アヤックス、スペイン1部アトレティコ・マドリード、スペイン1部FCバルセロナ、ポルトガル1部スポルティング、イタリア1部ACミラン、ウクライナ1部シャフタール・ドネツク、スペイン1部セビージャ、イタリア1部ユベントスと実力者揃いとなっている。苦しんだ末にグループステージを突破しても、彼らと戦う可能性があるとなれば、不満が口を突くのも無理がないかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)