「見限ることはできない」 セルティック監督が前田大然の成長に期待 「まだ完成された選手ではない」

セルティックFW前田大然【写真:ロイター】
セルティックFW前田大然【写真:ロイター】

ポステコグルー監督も動きを評価しつつ、決定力を課題に挙げる

 スコットランド1部セルティックは、10月11日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節でドイツ1部RBライプツィヒに0-2で敗れ、グループステージ敗退が決定した。この試合に先発出場した日本代表FW前田大然は、序盤のチャンスを生かせず、その得点力に不満が噴出した。アンジェ・ポステコグルー監督も、前田にはゴール前のプレーには改善の余地があると感じているようだ。セルティック専門メディア「67 HAIL HAIL」が報じている。

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 2022-23シーズンに入ってから、公式戦で1得点しか挙げられていない前田については、アタッキングサードでの働きについて、サポーターから多くの批判が寄せられている。試合後、前田の決定力不足を指摘されたポステコグルー監督は、改善する余地を認めたものの、前田の貢献度に関しては疑いを持っていないようだ。

 オーストラリア人監督は、「人々がゴールの局面に注目することは分かっている。彼は今晩、いくつかの場面で不運だった。それでも、とてつもなくいい働きをしてくれている。先週のプレーから、彼らの推進力のある右サイドは脅威になると感じていた。そのなかで彼の守備面の働きは突出していたし、チームを助けてくれた」と、前田の動きを評価した後に、決定力の面では課題があると同調した。

「彼は、このレベルの試合の別の側面も学ばないといけない。ゴールを決めるフィニッシュの場面が極めて重要になるからだ。そういう場面に彼は毎回、顔を出すことができている。すべての試合でだ。だが、ゴールが欠けている。だからと言って、彼を見限ることはできない。まだ完成された選手ではないからね」

 また記事でも、「前田がセルティックでの大問題だと思わない。現在は古橋亨梧も、ギオルゴス・ギアクマキスも、チャンスを生かせていない。前田のドアの前にだけ、この責任を押し付けてはいけない。前田は難しい時期にいるが、ポステコグルー監督も問題を認識しており、それを無視していない。改善が必要だと感じている」と、昨季の後半戦で8ゴールを記録したストライカーの復調に期待を寄せた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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