フランクフルト、鎌田がゴールもトッテナムに敗戦 先発した日本人選手2人の現地評価は?
ゴールを評価も鎌田と長谷部は「まずまず」の評価
ドイツ1部フランクフルトは10月12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節でイングランド1部トッテナムと対戦して2-3で敗れた。先発出場した元日本代表MF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地について、フランクフルト地元紙「Frankfurter Rundschau」は、「まずまず」という評価をしている。
長谷部が3バックの中央、鎌田がシャドーストライカーで先発した一戦、フランクフルトは前半14分に鎌田の今季CL初ゴールで先制する。敵地で勝ち点3の欲しいところだったが、その後はトッテナムの猛攻を受け、前半20分に韓国代表FWソン・フンミンに同点ゴールを決められると、その8分後にはイングランド代表FWハリー・ケインにPKを決められて逆転される。
さらにトッテナムは前半36分にもソン・フンミンが強烈なボレーシュートを突き刺して、リードを2点に広げた。2点を追うフランクフルトは、後半14分にブラジル人DFルーカス・トゥタがこの試合2回目の警告を受けて退場。長谷部と鎌田がベンチに下がったあとの後半42分にはセットプレーから1点を返したが、反撃はここまでだった。
この試合の鎌田と長谷部のパフォーマンスについて、「Frankfurter Rundschau」紙は、「まずまず」と評価。鎌田については「多くのチャレンジをして、ゴールも決めた。だが、試合を本当にコントロールすることはできなかった」と寸評し、長谷部については「普段ほど試合を統治できず、トッテナムのストライカーに特に前半はやり込められる」と、イングランドの強豪に苦戦したことを報じた。
2人の奮闘も実らずに2-3で敗れたフランクフルトは、グループ最下位に沈んでいる。混戦のグループDだが、フランクフルトは残り2試合で逆転での決勝ラウンド進出を果たすことができるだろうか。