「サッカー界全体が注目」 サラー封殺のアーセナル冨安、起用法“変化”の可能性を英指摘「疑心暗鬼を解消」
左SBで先発したリバプール戦の出来へ高評価、安定プレーで相手エース封じに成功
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間10月9日に行われたプレミアリーグ第10節リバプール戦にフル出場し3-2の勝利に貢献。リバプールFWモハメド・サラーを封殺するなど、左サイドバック(SB)としての安定感抜群プレーが反響を呼んだなか、現地メディアは「最高のパフォーマンスを見せ、サッカー界全体が注目した」と、改めて賛辞を送っている。
冨安は今季、怪我で出遅れた影響でリーグ戦では試合終盤のわずかな時間での出場が目立っていたなか、リバプールとのホームゲームで左SBとしてリーグ戦スタメン復帰。すると、強豪相手にも堂々たるパフォーマンスを示し、相手のエースFWサラーとのマッチアップで完封するなど、安定感抜群のプレーで勝利に貢献した。
そんななか、アーセナル専門メディア「Pain in the Arsenal」はリバプール戦でのプレーに再脚光。「サラーが1対1でボールを持った時、彼は自分の力を十二分に発揮した。この23歳の選手は、アーセナルのシャツを着て最高のパフォーマンスを見せ、サッカー界全体が注目した」と賛辞を送り、リバプールのエースFWサラーを沈黙させたことを「世界最高の選手の1人を使い物にならなくしてしまった」と評している。
今季プレミアリーグ初先発のチャンスで、出色のパフォーマンスを示した冨安。ここまではリーグ戦よりもUEFAヨーロッパリーグで多くのプレータイムが与えられてきたが、記事では「この状況は変わっていくかもしれない」「多くの疑心暗鬼を解消した」と指摘。両SBを器用にこなす万能性への信頼は高まりつつあり、リーグ戦での出場機会は今後より増していく可能性が見えてきた。
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