「トミヤスは傑出していた」 “冨安株”が上昇、リバプール戦の安定プレーにクラブOB脱帽「サラーは諦めた」

リバプール戦に出場した冨安健洋【写真:Getty Images】
リバプール戦に出場した冨安健洋【写真:Getty Images】

左SBで安定感抜群プレー、リバプール戦の出来をOBキャンベル氏が絶賛

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間10月9日に行われたプレミアリーグ第10節リバプール戦にフル出場し3-2の勝利に貢献。リバプールFWモハメド・サラーを封殺するなど、左サイドバック(SB)としての安定感抜群プレーが反響を呼んだなか、クラブOBは「トミヤスは凄い」と賛辞を送っている。

 冨安は今季、怪我で出遅れた影響でリーグ戦では試合終盤のわずかな時間での出場が目立っていたなか、リバプールとのホームゲームで左SBとしてリーグ戦スタメン復帰。すると、強豪相手にも堂々たるパフォーマンスを示し、相手のエースFWサラーとのマッチアップで完封するなど、安定感抜群のプレーで勝利に貢献した。

 左SBにはこれまで、今季加入のDFオレクサンドル・ジンチェンコやDFキーラン・ティアニーが起用されてきたこともあり、冨安の抜擢には当初、ファンから疑問の声が上がったと現地では報じられた。そんな不安を見事に払拭してみせたパフォーマンスに、クラブOBも舌を巻いたようだ。

 英メディア「The Boot Room」は「トミヤスは信じられない」と見出しを打ち、1980年代から90年代にかけてアーセナルで活躍したイングランド人FWケビン・キャンベル氏がYouTubeチャンネル「Highbury Squad」で、リバプール戦のパフォーマンスに賛辞を送ったコメントを紹介している。

「見事だった。インテンシティーも適切だった。トミヤスは凄いと思う。彼は正しかった。多くの良いパフォーマンスがあった。サラーは諦めてしまった。いや、僕にとってこの男は違う。彼の初先発にしては、傑出していたよ」

 記事では「トミヤスは、どちらのサイドバックでも一流であることをさらに証明した。そして忘れてはならないのは、彼がセンターバックもこなせるということだ」と、ユーティリティー性にも注目。リバプール戦でのプレーで改めて株を上げたのは間違いなく、「ガナーズのシーズンで大きな役割を果たす準備ができていることは明らかだ」と太鼓判を押していた。

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