現地で“クボコール”…ソシエダ久保建英のリアル評価は? スペイン地元紙記者が「本当に重要な存在になり始めている証」と語る訳

レアル・ソシエダの本拠地エスタディオ・アノエタの売店の様子【写真:高橋智行】
レアル・ソシエダの本拠地エスタディオ・アノエタの売店の様子【写真:高橋智行】

当初予想されたよりも順調なシーズンを送っている久保だが…

 久保は今季ここまで、リーガ8試合(先発7試合)、545分出場し、2得点2アシストを記録。タイトな日程を過ごすなか、怪我人続出のチームにおいてコンディションを落とすことなく、FWとして新境地を切り拓いてレギュラーの座を確保し、当初予想されたよりも順調にいっていると言っていいだろう。

 しかし今後、チームの大黒柱であるエースのミケル・オヤルサバル復帰が日々近づいており、前線のポジション争いが激化することが予想される。チーム1と言えるポリバレントな能力を開花させた久保がこの難局をどう乗り越えるのか、そしてアルグアシル監督がどのような判断を下すのか、大きな注目を集めることになりそうだ。

 ワールドカップ前まで過密日程が続くソシエダはこのあと、13日にELグループリーグ第4節でシェリフとホーム、続いて16日にラ・リーガ第9節でセルタとアウェーでそれぞれ対戦する。

(高橋智行 / Tomoyuki Takahashi)

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高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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