英紙がバルサ時代の久保建英に起きた悲劇を紹介 補強禁止処分で「日本の新星が母国に帰った」
マドリード勢に下された補強禁止処分を、バルサの事例を基に解説
レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードは、18歳未満の外国籍選手の獲得に関する規定に抵触し、FIFAから1年間の補強禁止処分を受けた。マドリードの両名門のFIFAへの異議申し立ては却下されたが、英紙はバルセロナが同じ違反により2015年の冬と夏の移籍市場で補強を禁止された例を紹介。バルセロナを去る羽目になったU-16日本代表FW久保建英の悲劇を紹介している。
英地元紙「デイリー・ミラー」は、「レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードがFIFAの移籍禁止処分に対する異議申し立てに失敗」と報じている。
レアルとアトレチコは1月にFIFAから未成年者の契約と登録に関する規約違反があったとして、補強禁止処分を下された。両名門はこれを不服として意義を申し立てたが却下。レアルとアトレチコは、スイス・ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所に提訴する方針を発表している。
FIFAは18歳未満の選手の国際移籍を原則禁止とし、 3つのケースを例外的に認めている。1つ目は両親がフットボールとは関係のない理由で他国に移住した場合。2つ目は16歳から18歳の選手に関してはEU内の移籍の場合。3つ目は移籍先クラブの100キロ以内に住んでいる場合。この3つのいずれかを満たす場合、未成年者の国際移籍は認められる制度になっている。
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