C・ロナウドが決勝ゴールでクラブ通算700得点達成 米メディア感嘆「ゴール前での致命的な能力は健在」
ロナウドの今季リーグ戦初ゴールが決勝弾となり2-1の白星
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間10月9日に行われたプレミアリーグ第10節エバートン戦で2-1の勝利を飾った。このゲームで途中出場となったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、クラブ通算700ゴール目となる決勝弾をマークして大きく勝利に貢献。海外メディアも「ゴール前での致命的な能力は健在」と賛辞を送っている。
試合はホームのエバートンが、前半5分にカウンターからFWアレックス・イウォビが豪快なミドル弾を決めて先制。それでもユナイテッドは同15分、MFブルーノ・フェルナンデスの中盤のボール奪取からショートカウンターを開始すると、スルーパスに反応した今夏加入のFWアントニーが落ち着いて決めて早い時間で同点に追い付いた。しかし、この同点弾をアシストしたFWアントニー・マルシャルがその後負傷し、同29分に途中交代。代わって入ったのがロナウドだった。ロナウドは献身的な守備を示し、積極的にシュートを放つなどチームの活力となると、同44分に待望の瞬間が訪れる。
ユナイテッドはMFカゼミーロが自陣でミスキックをしてしまい、ボールを一時エバートンに奪われピンチになりそうな場面。しかし、ドリブルで仕掛けてきたイウォビから、カゼミーロがすぐさまボールを奪い返すと逆にユナイテッドがカウンターへ。縦へのスルーパスがロナウドに通ると一気に加速しゴール前まで運び、自らニアサイドに蹴り込み勝ち越し弾をゲットした。
ロナウドはこのゴールが今季リーグ戦初ゴール。さらにクラブ通算700得点目となるメモリアルな瞬間となった。米スポーツ専門局「ESPN」では、「37歳になった今でも、ゴール前での致命的な能力は健在。低い弾道のシュートを決めてそれを見せつけた」と衰えない決定力を称賛。続けてエリック・テン・ハフ監督の試合後コメントも紹介し、「700ゴールというのは本当に凄いことで、素晴らしいパフォーマンスだ。私は本当に彼を祝福している。また、プレミアリーグでの今シーズン初ゴールも本当に嬉しい。彼にはもっと多くのゴールがもたらされると確信している」と今後への期待も含めた言葉を残していると報じている。
また、同局で公開されたこの試合の採点では、ロナウドが最高の「8」の評価が付けられており、「出場すると懸命にラインを統率し、鋭い走り込みとシュートで勝ち越し点を奪った」とベテランながらのリーダーシップとゴールへの道筋に高評価を与えていた。
ユナイテッドは、現地時間10月13日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節オモニア(キプロス)との対戦を控える。37歳のエースがどのように起用されるかも注目が集まる。