サラー完封の冨安、リバプール戦の「完璧」な働きを英紙称賛 アーセナルの「勝者」に選出
マッチアップしたサラーは後半24分に途中交代
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間10月9日に行われたプレミアリーグ第10節の本拠地リバプール戦に左サイドバック(SB)として先発フル出場し、安定した守備で3-2での勝利に貢献した。英紙「デイリー・ミラー」は、マッチアップしたFWモハメド・サラーを抑えた日本代表DFのパフォーマンスを「完璧」と称賛した。
アーセナルはFWガブリエウ・マルティネッリの先制ゴールとFWブカヨ・サカの2得点で接戦をものにした。リードを奪うたびに追いつかれる展開となったものの、終盤までリバプールを相手にボールの主導権を握り、勝負強さを発揮した。
そのなかで冨安はプレミアリーグで今季初先発出場。お馴染みの右SBではなく、左SBを務めた。リバプールのエースであるサラーとマッチアップしたが、冨安の前にサラーは沈黙し、後半24分に途中交代。与えられた役割を完璧に遂行したと言えるだろう。
そんな冨安は、「デイリー・ミラー」紙がこの試合で特に活躍した選手として「ウィナー(勝者)」の1人に選出され、そのパフォーマンスを絶賛されている。
「オレクサンドル・ジンチェンコが負傷したため(ミケル・)アルテタ監督はキーラン・ティアニーを左SBに起用すると予想されていたが、代わりに冨安が起用された。普段は右サイドでプレーする日本代表は両サイドでプレーできる能力があることを証明し、(リバプールの)モハメド・サラーを黙らせた。ジンチェンコやティアニーほどの攻撃力はないかもしれないが、この試合での彼は完璧だった」
冨安のほかに“ウィナー”として選出されたのは、アーセナルから2得点のサカと1得点アシストのマルティネッリの2人。そしてリバプールのFWダルウィン・ヌニェスのみ。攻撃陣を牽引したサカとマルティネッリの2人と並ぶ圧巻の活躍だったと評価された。