ブライトン三笘薫は「エクセレントなドリブラーだ」 トッテナム戦で“3人ぶち抜き”に海外記者が感銘
トッテナム戦で途中出場した三笘が技術の高さを発揮
イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、現地時間10月8日のプレミアリーグ第10節トッテナム戦(0-1)に途中出場し、得意のドリブルで積極的に仕掛けてゴールに迫った。得点につなげることはできなかったものの、そのクオリティーは見るものに強烈な印象を与えているようだ。
ベンチスタートだった三笘は後半22分にDFペルビス・エストゥピニャンとの交代で出場。直後に左サイドからDF3人をぶち抜く果敢なドリブルを見せるなどトッテナムの守備陣に脅威を与えた。ドリブルだけでなくFWレアンドロ・トロサールへ巧みなヒールパスを通すなど、技術の高さを存分に発揮した。
惜しむらくはフィニッシュが決まらなかったことで、ブライトンはトッテナムから得点を奪うことはできず。前半22分にFWハリー・ケインが決めたゴールが決勝点となってトッテナムが勝利を収めた。
英紙「デイリー・エクスプレス」などに寄稿するジャーナリストのライアン・テイラー氏は、この試合で三笘の存在に好印象を抱いたようだ。ツイッターで「まだ未熟だが」と改善の余地があることを示したうえで、日本代表アタッカーについて次のように言及している。
「三笘薫の積極性に感銘を受けた。最後のところが少し足りないが、エクセレントな1対1のドリブラーだ。ニューカッスル戦と先週のリバプール戦でもベンチからの出場で大きなインパクトを与え、ここ(トッテナム戦)でも悪くなかった。彼はロベルト・デ・ゼルビにとってエキサイティングなミニ・プロジェクトだ」
三笘はここまでプレミアリーグで一度も先発の機会は与えられておらず、得点も決めていないが、短い出番のなかで着実に特長をアピールしている。このトッテナム戦も25分程度の出場だったとはいえ、デ・ゼルビ新監督の下で出番がさらに増えることを期待させるパフォーマンスを披露した。