オーバメヤン、来夏フランス移籍浮上 今季チェルシー加入も「すでに次の移籍を視野」と海外指摘

チェルシーのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:ロイター】
チェルシーのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:ロイター】

2024年6月末までの2年契約を締結も、すでに退団検討か

 今夏の移籍市場最終日にスペイン1部FCバルセロナからイングランド1部チェルシーに加入したガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、早くも今シーズン限りで退団することを検討しているようだ。英紙「メトロ」が報じている。

 オーバメヤンは今夏、ドイツ1部ボルシア・ドルトムント時代に師弟関係を築いたトーマス・トゥヘル前監督の強い希望によって、夏の移籍市場最終日に1000万ポンド(約16億円)の移籍金でバルサからチェルシーに加入した。しかし、オーバメヤンが加入した直後、トゥヘル監督は解任され、グレアム・ポッター監督が新たに指揮を執ることになった。

 ポッター監督の下、オーバメヤンは10月1日のプレミアリーグ第9節クリスタル・パレス戦で加入後初ゴールを挙げ、2-1の勝利に貢献。さらに5日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のACミラン戦(3-0)でもゴールを奪い、持ち前の得点力を見せ始めている。

 新天地に順応しているように見えるオーバメヤンだが、記事では「すでに次の移籍を考え始めており、次の夏にパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍することを視野に入れている」と報じられている。フランスのメディアによれば、PSGはオーバメヤン獲得に向けて動き出しており、すでに関係者と条件面での話し合いをスタートさせているという。

 現在、PSGを率いているクリストフ・ガルティエ監督とは、サンテティエンヌ時代に共闘歴があり、オーバメヤンはPSGを理想的な行き先と捉えているようだ。ポッター監督は、オーバメヤンについて「何も証明する必要はないし、ネガティブなことは何もない。私の仕事は彼がサッカーを楽しめるように助けること。そして、私たちがやろうとしていることの一部になってもらうこと。トップのプロ選手、トップの人間性を見せてくれた。今後も一緒に働けることを楽しみにしている」と、信頼を口にしている。

 オーバメヤンとチェルシーの契約は、2024年6月末までの2年契約と報じられているが、この期間を満了することなく、背番号9は新天地を求めることになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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