「これ以上があるか?」 冨安、ホワイト、ジンチェンコ、ティアニー…アーセナル“カルテット”の安定ぶり&万能性を英絶賛
今シーズン好スタートのアーセナル、冨安らフルバックの選手層に現地注目
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは今季プレミアリーグで上々のスタートを切り、UEFAヨーロッパリーグ(EL)も連勝スタートと波に乗っている。英国メディアはアーセナルの選手層の厚さに注目している。
今季のアーセナルはプレミアリーグ開幕から8試合を7勝1敗で駆け抜け、スタートダッシュに成功。今後、11月のカタール・ワールドカップ開催による中断期間までのおよそ6週間の間に公式戦13試合が控えている。この過密日程を戦ううえではコンペティションごとのターンオーバーが欠かせず、総力戦となることは間違いない。
その意味では、アーセナルはここまでプレミアリーグとUEFAヨーロッパリーグで先発メンバーを大きく入れ替え、結果も付いてきている。ミケル・アルテタ監督もよほどのアクシデントがない限りはこの6週間でも同様のスタイルで戦うことを考えているはずだ。
英紙「デイリー・メール」は「近年の改革によってアーセナルはより若く、より団結力あるチームになった」とアルテタ監督率いるチームを絶賛している。補強によって各ポジションの選手層が厚みを増したが、特に左右ともに盤石なフルバック(サイドバック)については「(オレクサンドル・)ジンチェンコ、(キーラン・)ティアニー、ベン・ホワイト、冨安健洋がいるこれ以上のカルテットを誇るチームがほかにあるだろうか?」と紹介されている。
プレミアリーグでは4バックの右にホワイト、左にジンチェンコを務める形がスタンダードとなっているが、ベンチに控える冨安とティアニーも2人に決して引けを取らない実力者で、入れ替わってもチーム力が落ちることはほとんどないだろう。
ホワイトはセンターバック、攻撃性能抜群のジンチェンコは中盤での起用もオプションとなり、ティアニーは代表チームで3バックの一角を務めている。そして冨安もセンターバックや左サイドバックでプレーが可能だ。それぞれが抜群のユーティリティー性も備えているこの“フルバック・カルテット”の存在は今季のアーセナルを語るうえでは外せないストロングポイントと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)