C・ロナウド、来夏MLS移籍の可能性? 実現可能か海外紙検証、「誰にとってもWin-Win」なクラブとは?
今季はリーグ戦6試合に出場してノーゴール
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、来年2月に38歳を迎えるなかで、レギュラー落ちの苦しいシーズンを送っている。その状況下で、スペイン紙「マルカ」は、「MLS(メジャーリーグサッカー)がロナウドを誘惑する時が来る?」とアメリカ移籍の可能性について検証している。
ロナウドは2021年夏にイタリア1部ユベントスを退団し、古巣のユナイテッドに加入。2009年以来12年ぶりの復帰を果たし、リーグ3位の18得点を決めるなど健在ぶりを示した。
その一方でチームは6位と低迷。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃したことやオフの補強に不満を持ったとされるロナウドは退団の噂が過熱した。複数ビッグクラブが候補として取り沙汰されていたなか、最終的に残留。今季はプレミアリーグ6試合に出場(プレータイム207分間)してノーゴール、UEFAヨーロッパリーグ(EL)で挙げた1点にとどまっている。
米スポーツ専門局「ESPN」のレポートによれば、「欧州のどのチームも冬の移籍市場でロナウドとの契約を積極的には試みていない」状況。2023年6月にユナイテッドとの契約が切れたあとも現役を続行する際、欧州5大リーグを離れる可能性もゼロではない。「マルカ」紙では、「MLSがロナウドを誘惑する時が来る?」と取り上げている。
記事では、MLSの「どのチームが契約する能力を持っているか」を検証。1つがロサンゼルス・ギャラクシーで、かつてユナイテッドに所属していた“チチャリート”ことメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスが在籍しており、「一緒にプレーさせることは誰にとってもWin-Win」と記している。
また、それに続くのが元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏がオーナーを務めるインテル・アイアミ。そして、ニューヨーク・シティも選択肢の一つだが、ライバル関係にあるマンチェスター・シティが関連するシティ・フットボール・グループのため、「その関係が妨げになるかもしれない」と指摘している。
果たして、ロナウドはキャリア終盤で欧州から飛び出すことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)