「ポジションを取り戻すには」 アーセナル冨安、自身のパフォーマンスを自己分析「もっといい状態にならないと」
ELボデ/グリムト戦では両SBをこなしてアピール
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間10月6日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節ボデ/グリムト戦(3-0)で右サイドバック(SB)として先発し、終盤には左サイドバック(SB)でもプレーしてフル出場。英メディアでも高評価を受けたが、本人はレギュラー奪還に向けてはさらにパフォーマンスを上げないといけないと考えているようだ。英メディア「フットボール・ロンドン」が伝えた。
昨季はイタリア1部ボローニャから加入1年目で即右SBのレギュラーに定着した冨安だが、怪我で出遅れた今季はポジションをイングランド代表DFベン・ホワイトに明け渡した。プレミアリーグ7試合はすべて途中出場(計72分間プレー)で、主戦場はUEFAヨーロッパリーグ(EL)となっている。
冨安は現地時間10月6日のELグループステージ第3節ボデ/グリムト戦(3-0)で先発フル出場で勝利に貢献。後半25分にスコットランド代表DFキーラン・ティアニーに代わってホワイトが投入されたタイミングで左SBにポジションを変更し、チーム3点目の場面ではスローインを深い位置のブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスへ送り、得点の起点となった。
それでも冨安自身は、レギュラーに戻るためにはさらなるアピールが必要だと考えているようだ。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」のインタビューで答えている。
「ポジションを取り戻すには、もっともっといい状態にならないといけない。今日(ボデ/グリムト戦)はトップ、トップのパフォーマンスではなかったので、自分の出来には満足していません。アーセナルのようなビッグクラブにいると、常にほかの選手との争いがある」
センターバック、両SBをこなす冨安がベンチスタートに回っているアーセナル。好調な今季を表すチーム状況となっているが、冨安は再びレギュラー定着を目指してアピールを続ける。
(FOOTBALL ZONE編集部)