浦和ロドリゲス監督、助っ人コンビの2トップ継続も視野 「組み合わせで掛け算になることを期待」

ユンカーとリンセンの2トップは継続なるか

 広島戦で変化があったのは、後半の交代策でFWキャスパー・ユンカーと新加入FWブライアン・リンセンの2トップが実現したこと。リンセンは7月の加入直後に、フランス1部パリ・サンジェルマンとの国際親善試合で負傷して離脱する不運があって、ようやくのデビューだった。広島戦では約20分間というプレー制限があったということだが、4日のトレーニングでも2人が並ぶ姿があった。ロドリゲス監督もまた、2人が並び立つ可能性があることと、同時に解決すべきことについて話している。

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「個々にポテンシャルの高い2人なので、組み合わせで掛け算になることを期待している。リンセンは順応期間。チームの守備の仕方のコンセプトの習得が必要。練習でもやっているけど、まだ回数は少ない。フィジカルも上げていかないといけない。広島戦の短い時間でも2人でチャンス、危険な場面は作れた。2人ともしっかり守備をすることで、11人で守れる状態を作りたい。攻撃は2人の関係性、お互いを生かしながら相手にダメージを与えられれば」

 指揮官は「このような難しい状況を打開するには一体感やポジティブな気持ち、まとまりが必要。逆境の中にいるが、チーム内の雰囲気はいい。大事なのは状況を変える意識と、それができるという自信。早く勝利の道に戻りたい」と話す。今季ラスト4試合となり、そのうち3試合がホームゲーム。いい姿を見せる終わり方ができるかどうかはチームにもクラブの重要な要素になりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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