なでしこJが快勝! 田中美南2ゴール、猶本光1アシスト…ナイジェリアを2-0で下す
国際親善試合でナイジェリアと対戦、3バックを採用しセットプレー&PKから得点
なでしこジャパンの愛称を持つ日本女子代表は10月6日に国際親善試合でナイジェリアと対戦し、3バックを採用したゲームに後半の2ゴールで2-0の勝利を収めた。
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この試合で池田太監督は3バックシステムを採用。Jリーグでは一般的な3-4-2-1を組んで、FW田中美南を1トップにして背後にMF宮澤ひなたとMF杉田妃和を並べた。ナイジェリアとシステムが噛み合わないところを利用してボールをつなぐ日本は、前半26分に田中が最終ライン背後に抜け出して相手GKと1対1になったものの、シュートは投げ出した足でセーブされて先制点とはならなかった。
全体的には日本がボールを支配して試合を進める時間が長かったものの、ラスト20メートルからどう仕掛けて崩すかというところでの精度と意思統一は課題を見せた。前半終了間際には相手の強烈なフリーキックがクロスバーをたたく場面があってヒヤリとしたものの0-0でハーフタイムを迎えた。
日本は後半からDF南萌華、MF清家貴子、MF林穂之香を投入し、引き続き3バックを継続した。そして、待望の先制点は後半19分に生まれた。ゴール正面、直接狙えるような距離からのフリーキックでMF猶本光がキッカーに立つと、ボールはゴール前のスペースへ。そこに走り込んだ田中がボールを受け、相手GKとの1対1を冷静に決めて1-0のリードを奪った。
畳みかける日本はペナルティーエリア内で杉田が倒されてPKを獲得。これを田中が冷静に決めて後半23分の追加点となった。池田監督はこの2ゴールの直後に、8月のU-20女子ワールドカップ(W杯)で大会MVPのFW浜野まいかと攻撃的な好プレーを見せたMF藤野あおばの若手2人をピッチに送り込んだ。
若手も交えながら積極的な姿勢は崩さなかった日本だが、追加点は生まれずにこのままゲームは2-0で終了。日本は今回の活動で9日にはニュージーランド代表と国際親善試合を行い、来月にはスペインに遠征してイングランドとの国際親善試合も予定されている。
(FOOTBALL ZONE編集部)