J2、昇格&残留争いはラストスパート J1参入プレーオフ権争奪戦は混戦、最下位・琉球は降格のピンチ

J2、昇格&残留争いはラストスパート【写真:高橋 学】
J2、昇格&残留争いはラストスパート【写真:高橋 学】

延期されていた大宮×山形は1-1のドロー決着

 J2では延期されていた大宮アルディージャとモンテディオ山形の試合が10月5日に行われた。J1参入プレーオフ争いと残留争いに与える影響の多い一戦は1-1の引き分けに終わり、残り3試合のJ2はさらに複雑な状況になった。

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 ともに消化が1試合少なかった両者だが、7位の山形は勝ち点3差でJ1参入プレーオフ圏内のボーダーラインにいる6位のベガルタ仙台を追いかけ、20位の大宮は残留争いの真っ只中。順位の近いチームも大いに注目するゲームになった。

 山形は前半9分、FW樺山諒乃介が右45度付近から鮮やかな左足ミドルを決めて先制。アウェーながらリードを奪う展開に持ち込むと、後半にはFWチアゴ・アウベスがGKと1対1になるビッグチャンスを迎えたが、シュートはゴールポストを直撃した。

 大宮は苦しい状況で迎えた後半44分、中盤からゴール前まで飛び出していったMF小島幹敏が起死回生の一撃を決めて1-1の引き分けに持ち込んだ。

 この結果、山形は6位仙台から勝ち点2差となる勝ち点57まで伸ばすにとどまった。得失点差では山形が仙台を6点上回っているため、勝利すれば順位が入れ替わっただけに痛い引き分けに。しかし、残り3試合で順位が入れ替わる可能性は十分にある。

 一方で、勝ち点64で4位のロアッソ熊本と勝ち点63で5位の大分トリニータにとっては、プレーオフ圏内でのフィニッシュが近づく結果になった。

 また、残留争いに目を向けると勝ち点39に伸ばした大宮が、ザスパクサツ群馬と勝ち点で並んだが得失点差で上回って19位に浮上。群馬はボーダーラインの20位に転落した。両者は降格圏で最上位の21位いわてグルージャ盛岡とは勝ち点5差。得失点差も優位な状況だけに残り1勝できれば残留に大きく近づく。

 また、最下位となる22位のFC琉球にとっては残り3試合でボーダーラインの2チームと勝ち点8差がつき、絶体絶命の状況になっている。このゲームを終えて全チームが39試合消化で揃い、ラストスパートの時期に突入する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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