「取られるのが早い」 闘莉王が堂安と南野を低評価、「ちゃんとボールを出してない」と指摘したのは?
「闘莉王TV」最新回で、エクアドル戦の出場選手を格付け
森保一監督率いる日本代表は、ドイツ・デュッセルドルフでの9月シリーズを1勝1分で終えた。11月1日に予定されるカタール・ワールドカップ(W杯)メンバー26人発表前のラストアピールの機会となったなか、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は出場選手を格付け。2列目のアタッカートリオに明暗くっきりの評価を下している。
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闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回は、9月27日に国際親善試合エクアドル戦(0-0)を戦った日本代表。出場選手を「10点」満点で採点する格付け企画を行なったが、1トップ下に並んだ3人のアタッカーでは評価が二分していた。
「堂安選手と南野選手もまとめよう。『3.5点』です。これも田中(碧)選手と柴崎(岳)選手のせいでもある。ちゃんとボールが出してない。ロングパスばかり」
ダブルボランチのゲームメークの問題で、右サイドのMF堂安律(フライブルク)とトップ下のMF南野拓実(ASモナコ)には良質なパスや組み立てが中盤になかったと闘莉王氏は同情しながらも、「(2人とも)仕掛けようとしすぎ。状態、状況が良くないのに無理に仕掛けようとする。これはダメです。ちゃんと周りを生かしながら(仕掛けないと行けない)。結局ボールを取られるのが早い。行き当たりばったりの展開になってしまう」と指摘。サポートの乏しい状況で仕掛けてはロストする展開を招いた2人の判断に苦言を呈していた。
その一方で、左サイドで脅威となったブライトンMF三笘薫にはオフェンス陣では最高点の「8点」を与えている。
「唯一ボールが落ち着くのは、三笘選手の足元に入った時だけ。三笘があの攻撃なポジションにいなかったら、ハーフラインゲーム。ずっと押し込まれている(展開だった)」
不慣れな組み合わせとなった最終テストで、前線で起点になっていたと評価。オフェンス陣にシビアな評価を下す最新回になっている。