「来てほしかった」 クロップ監督、ドルトムント時代のウーデゴール獲得失敗を回想「本当にがっかりした」
クロップ監督がドルトムント時代にウーデゴールの獲得を熱望
イングランド1部リバプールの指揮を執るユルゲン・クロップ監督が、アーセナルで活躍するノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの獲得に迫った過去を明かした。英紙「デイリー・ミラー」では、クロップ監督がドイツ1部ボルシア・ドルトムントを率いた際に、ウーデゴールにアプローチをした過去を紹介している。
クロップ監督は2001年にマインツの監督に就任して手腕を発揮すると、08年にドルトムントの監督へ。元日本代表MF香川真司(シント=トロイデン)や元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(フランクフルト)など、多くの若手選手を育成。ブンデスリーガ2連覇を達成するなど、多くの功績を残し、15年からリバプールの指揮を執っている。
一方のウーデゴールは、15歳の若さでプロデビューを果たすと、15年にスペイン1部レアル・マドリードに加入。16歳でデビューを飾るも、その後はレンタル移籍を繰り返し、武者修行で経験を積んだ。21年には期限付き移籍を経て完全移籍でアーセナルに加入。今季はこれまでリーグ戦7試合に出場し、3ゴールをマーク。首位を走るチームの攻撃の中心として活躍をしている。
15歳でプロデビューを果たし、16歳でレアル・マドリードに加入したウーデゴール。クロップ監督も15歳当時のウーデゴールに注目しており、当時率いていたドルトムントへの加入を望んでいたようだ。英紙「デイリー・ミラー」が紹介している。
「彼のことは本当に好きだよ。彼がレアル・マドリードにいた時、最初のキャリアは少し難しかった。それから、彼の思い通りにはいかないように見えた。彼がとても若かった頃、ドルトムントに来てほしかったから、本当にがっかりしたよ。彼がまだ少年だった頃、父親と一緒に長い間話し合ったんだ。最終的に彼はレアル・マドリード行きを決めたのだから、それはそれでいいのだが。私はずっと彼を追っている」
レアル移籍を選択したウーデゴールの判断を尊重しつつ、動向を追ってきたクロップ監督。現在、アーセナルでキャプテンマークを巻き、チームを束ねる存在に成長したウーデゴールについて絶賛のコメントを残した。
「彼はまだ若く、頭脳明晰で、とても影響力がある。正直なところ、彼について否定的なことは何も言えない。本当にトッププレーヤーだ」
クロップ監督は再び、かつて獲得を熱望した23歳のレフティーにラブコールを送ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)