アーセナル冨安、ELでCB起用の可能性が浮上 リバプールとの大一番へターンオーバーか
ソアレスの復帰に伴い、冨安はCB起用か
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは、現地時間10月6日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)でボデ/グリムト(ノルウェー)と対戦する。クラブでは右サイドバック(SB)の冨安だが、ターンオーバーによってこの試合ではセンターバック(CB)で起用される可能性もあるようだ。
今季のアーセナルでは最終ラインに右からベン・ホワイト、ウィリアム・サリバ、ガブリエウ・マガリャンイス、オレクサンドル・ジンチェンコの4人が並ぶ形が基本となっている。昨季はレギュラーだった冨安健洋とキーラン・ティアニーに代わりに、新加入のジンチェンコとセンターバックからコンバートされたホワイトが左右のSBを務め、フランス1部マルセイユからレンタルバックしたサリバがスタメンを勝ち獲った。
8試合を終えたプレミアリーグで首位を走るなか、ミッドウィークにはELの試合を控える。現地メディアはこの試合ではリーグ戦からは大幅なターンオーバーが行われると予想している。現地時間9日にはプレミアリーグ第10節でリバプールとの大一番も控えているだけに、レギュラー組には休養が与えられることが濃厚のようだ。
英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」によれば、この試合に向けて負傷離脱していたポルトガル代表DFセドリック・ソアレスが復帰する見込みとなった。EL第1節のチューリッヒ戦(2-1)では冨安が右SBとして先発出場したが、ソアレスが右サイドに入る可能性があるという。それに伴い、冨安はセンターバックで起用される可能性が指摘されている。
「セドリックは右SBとしての出場が望ましく、ベン・ホワイトを交代させる場合のオプションとなる。冨安も右SBとしてプレーする可能性があるが、この日本代表はディフェンスの中央でもプレーすることができる」
英メディア「フットボール・ロンドン」は、ゴールマウスを守るのもイングランド代表GKアーロン・ラムズデールからアメリカ代表GKマット・ターナーに代わるとしたうえで、最終ラインは「4人全員が入れ替わる可能性がある」としている。
「オレクサンドル・ジンチェンコに代わってキーラン・ティアニーが左サイドに入り、ウィリアム・サリバの代わりとなる右SBはロブ・ホールディングが候補となる。ソアレスの負傷の状況次第では冨安健洋が日本代表での役割を再現する(センターバック)のではなく、右サイドで先発する可能性もある。そうなれば、ガブリエウ・マガリャンイスが先発出場の記録を伸ばすことになるかもしれない」
日本代表として出場した9月のアメリカ戦でもCBとSBの両方の役割をこなし、ユーティリティー性を遺憾なく発揮した冨安。ELではどちらのポジションでプレーすることになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)