「忘れられない」「最高の選手だった」 オーバメヤンが感嘆、“太った”怪物ロナウドの武勇伝とは?

ミラン時代のFWロナウドとチェルシーFWオーバメヤン【写真:Getty Images】
ミラン時代のFWロナウドとチェルシーFWオーバメヤン【写真:Getty Images】

ミラン時代のロナウドを回想、アンチェロッティ監督とのエピソードを披露

 イングランド1部チェルシーは、10月1日に行われたプレミアリーグ第9節のクリスタル・パレス戦に2-1で勝利した。この試合でチェルシー加入後初ゴールを挙げたガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは、若い頃に所属していたイタリア1部ACミラン時代にサッカー界のレジェンドから学んだことを明かた。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で得点王に輝き、ブラジル代表を優勝に導いた元ブラジル代表FWロナウド氏は30歳の2007年1月にスペイン1部レアル・マドリードからミランに加入した。当時、ミランの下部組織にいた20歳のオーバメヤンは、多くのことを学んだという。

 ミラン時代、20試合に出場して9得点を挙げたロナウドだが、若いオーバメヤンはさまざまなことを参考にしたという。当時のチームを振り返り、オーバメヤンは「あのチームは本当に強かった。ロナウド、パオロ・マルディーニ、アレッサンドロ・ネスタがいて、当時の僕はとても若かった。自分自身を向上させるために、ロナウドを見て、可能な限り学ぼうとした。正直に言うと、彼はもうあの頃からちょっと太っていたよ! でも、彼は最高の選手だった」と話し、当時のエピソードを披露した。

「忘れられないのは、カルロ・アンチェロッティ監督が彼にフィットネス面で注文をしようとした時のことだ。彼は『あなたは僕に何をしてほしいんだ? 走ること? 点を取ること?』と聞き返したんだ。アンチェロッティ監督が『点を取ることだ』と言ったら、次の試合で彼は2点を取って見せたんだよ! 性格の一部分だけれど、ストライカーにはそういう側面も必要だ。メンタル面で強くなければいけないからね」

 33歳になり、当時のロナウドの年齢を超えたオーバメヤン。加入直後にドルトムント時代の恩師であるトーマス・トゥヘル監督が解任され、チェルシーでのキャリアが危惧されたが、ロナウドから学んだことなどを生かし、この先も活躍を見せることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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