フットサル日本代表、ベスト4進出! インドネシアに先制許すも10秒間で逆転、3-2で競り勝つ
GKピレス・イゴールがパワープレー返しから代表初ゴールをマーク
AFCフットサルアジアカップ(アジア杯)クウェート2022は、10月4日に決勝ラウンドが開幕し、準々決勝の第2試合で日本代表はインドネシア代表と対戦した。
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日本の先発はGKピレス・イゴール、FP水谷颯真、FPオリヴェイラ・アルトゥール、FP吉川智貴、FP平田ネトアントニオマサノリと、過去2試合と同じ名古屋オーシャンズの4人とイゴールという構成になっている。
日本は第1ピリオド2分、相手GKのロングスローからFPエコーの放ったヘディングシュートが左ポストを叩き、ヒヤリとさせられる。真っ向勝負を挑んでくるインドネシアに苦しめられながらも、4分にFP清水和也、7分には吉川がゴールに迫るが、シュートを決められない。
試合の中盤以降はインドネシアが日本ゴールに迫る場面を増やしたが、日本はGKイゴールがゴールを守り、先制点を与えない。相手を押し込んだ状態でなかなか相手を崩せない日本は、第1ピリオド17分にイゴールが攻め上がってシュートを放つが、これもGKに止められる。第1ピリオド終了間際には、先にファウルカウントが5つとなった日本だが、第2PKを与えることなく、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。
第2ピリオドも“名古屋セット”で試合をスタートさせた日本だったが、後半開始25秒、自陣で水谷が不用意に出した横パスがカットされ、エコーに先制点を決められてしまう。
追う展開となった日本は猛攻を仕掛けるが、なかなかゴールを奪えない。それでも第2ピリオド13分に2試合ぶりの出場となったFP原田快の仕掛けからボールが逆サイドにこぼれると、FP金澤空が低いシュートをゴールに決め、同点に追いつく。さらに試合再開後、平田、吉川のプレスから相手のミスを誘発すると、水谷が強烈なシュートを決めてわずか10秒の間に逆転した。
初の4強進出を目指すインドネシアは残り5分を切り、パワープレーを仕掛けてくる。第2ピリオド17分には、立て続けにピンチが来るが、GKイゴールの驚異的な反応と水谷のブロックでゴールを守り抜く。逆に同19分には、イゴールがパワープレー返しを決めて3-1とリードを広げた。
守り切りたい日本だったが、残り7秒で1点を返される。さらにこのキックオフ直後、再び攻め込まれてゴールを決められたが、その前にタイムアップの判定。辛くも3-2で逃げ切り、準決勝進出を決めた。6日の準決勝では、この後、日本時間20時から行われるウズベキスタン代表とクウェート代表の勝者と対戦する。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
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