「敬意を欠いている」 マンU重鎮OBコンビ、衝撃6失点惨敗で不満爆発…起用法に苦言「もっとマシな扱いを受けるべき」
ロイ・キーン氏とファーディナンド氏、ロナウドとカゼミロの扱いに疑問
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、10月2日に行われたプレミアリーグ第9節でマンチェスター・シティに3-6と大敗した。この試合、ユナイテッドはブラジル代表MFカゼミロを後半14分に投入し、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは起用されなかった。両選手の扱いについて、クラブOBで重鎮の元アイルランド代表MFロイ・キーン氏と元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が苦言を呈している。
試合後、ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督は、前半で0-4と劣勢だった状況で、ロナウドを起用することは、彼のキャリアに「敬意を欠く」と判断し、試合に出場させなかったと説明した。
しかし、ロイ・キーン氏は「ユナイテッドは、ロナウドに対して敬意を欠く行動を取っている」と指摘し、「移籍市場が閉まる前に、放出が認められるべきだった。監督はオプションが必要だと考えたのだろうが、ロナウドをベンチに座らせておくべきではない。彼は史上最高の選手の1人であり、オプションになる存在だ」と、持論を展開した。
さらに「ロナウドは来るワールドカップに向けてモチベーションが高いだろう。だが、彼がユナイテッドのベンチに毎週、毎週、座っていることになるなら、状況は悪化の一途を辿るだけだ。私はユナイテッドがロナウドに対して敬意を欠いているとしか思えない。チャンスが来れば彼を放出するべきだ。ユナイテッドは彼を手放すチャンスがあったのに、そうしなかった。彼がベンチに座ることになると分かっていたのに。この選手はもっとマシな扱いを受けるべきだ」と、別の道を進むべきだと提案している。
また、ファーディナンド氏は今夏の移籍市場でレアル・マドリードから加入したカゼミーロの扱いに不満を口にした。
「彼はベンチで『オレはチャンピオンズリーグを5回制しているのに』と感じたはずだ。私は人々が『彼をプレーさせるなら、周囲に走れる選手が必要だ』と言い、エリクセンとブルーノとの共存は難しいとする声を聞いた。彼はモドリッチとクロースという2人のカタツムリとプレーしていたが、ピッチで何をすればいいか理解していた。彼は素晴らしい守備的MFだ。ユナイテッドに来る前は、世界最高ではなくとも、そのうちの1人だった」と、テン・ハフ監督の判断を否定した。
かつて所属したクラブがライバルに大敗を喫しただけに、両者の怒りも頂点に達したのかもしれない。