セルティック旗手がロッカー室で謝罪、決勝弾も致命的ミスを後悔 思わぬ行動に同僚が驚き「そんなことをする必要はなかった」

決勝ゴールを決めた旗手怜央が試合後に謝罪【写真:Getty Images】
決勝ゴールを決めた旗手怜央が試合後に謝罪【写真:Getty Images】

MOM受賞の旗手、味方の退場に「自分のミスから学ばなければいけない」と反省

 スコットランド1部セルティックに所属する日本代表MF旗手怜央は、現地時間10月1日に開催されたスコティッシュ・プレミアシップ第9節マザーウェル戦で決勝ゴールを挙げて2-1の勝利の立役者となり、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を受賞した。試合終盤に起きた退場劇からの行動が話題となっている。スコットランドメディア「Football Scotland」が報じた。

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 マザーウェル戦に先発出場した旗手は、1-1で迎えた後半19分、ゴール前約20メートルの距離から豪快なミドルシュートを決めて、チームの決勝点をマーク。しかし、試合終了間際の後半44分に旗手が自陣でバックパスをミス。相手選手がGKと1対1になりそうな場面で、チームメイトのスコットランド代表MFカラム・マクレガーがプロフェッショナルファウルで相手を止め、退場処分となった。

 この試合、活躍を見せていた旗手だったが、マクレガーが退場になると肩を落とし、深い後悔の念を表情に滲ませていた。スコットランド紙「デイリー・レコード」によれば、試合後、旗手は「点を取れたのは良かったけれど、その後にミスをしてしまった。だから良くも、悪くもない。自分のミスから学ばなければいけない」と、この試合の自身のパフォーマンスについて語っていたという。

 そして、旗手はロッカールームでチームメイトたちが驚く行動に出たという。スコットランド代表MFグレッグ・テイラーは、「レオは、心から謝っていた。彼は、この日の勝利の立役者なんだから、そんなことをする必要はなかったのに。彼は高い理想を持っているが、誰も謝罪を求めてはいなかった」と、旗手が試合後に謝ったことに驚いたことを明かし、自身の考えを続けた。

「彼はここまで突出している。トップレベルの選手であり、試合が均衡していた時に決勝点を挙げた。このまま成長を続けて、本当にトップに位置する選手になると思うよ」と、旗手の将来性に太鼓判を押している。

 次節はマクレガーが出場停止となる。パスミスが帳消しになることはないが、その試合での旗手の活躍を、マクレガーをはじめとするチームメイトたちも期待しているはずだ。

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