ミラン、来年1月の本田不在の穴をどう埋める? 若手起用か、新戦力獲得か、それとも……
来年1月にアジア杯参加でチームを離脱する見通しの背番号10
ACミランの日本代表FW本田圭佑はアジア杯オーストラリア大会が行われる来年1月に離脱となる見通しだが、今季6得点2アシストと結果を出している背番号10の穴を誰が埋めるのか、地元番記者が分析した。
イタリア一般紙コリエレ・デラ・セーラのモニカ・コロンボ記者は5日のベルルスコーニ杯サンロレンソ戦(アルゼンチン)で先発したU-21フランス代表FWエムベイェ・ニアンを背番号10の代役に挙げている。
「今日ニアンは与えられたチャンスを生かそうとしていた。運動量も豊富だったし、後半、ポストを直撃するシュートも放った。よく走って、ゴールチャンスをたくさん作っていたね。実際に点は決められなかったが」
コロンボ記者はこう語った。フィリッポ・インザーギ監督も以前の記者会見で、アジア杯で本田不在時にニアンを起用する方針を明かしている。
今季開幕前の親善試合ではサイドの攻撃的MFとしてテストされた19歳の新鋭。コロンボ記者はこの日のサンロレンソ戦で2-0勝利に貢献したニアンに対して「7点。最優秀選手の1人だった」と評価する一方、クラブが本田の代役を獲得する可能性も指摘する。
「1月に本田がアジアカップに参加する間、本当にニアンが本田の代わりを務めるか、あるいはミランはリバプールのスソの獲得を急ぐかが注目される」
同記者はそう説明する。
リバプールのU-21スペイン代表の司令塔、スソは本田と同様、左利きで、スルーパスを得意とする。ミランは以前から触手を伸ばしていた。インザーギ監督は開幕から本田を固定している3トップの右のポジションに左利きの選手を配置する戦術を志向している。スソ獲得の可能性も十分にあるようだ。
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