マンCが6-3の圧勝…マンU撃破　ハーランドとC・ロナウドに米メディア言及

　イングランド1部マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは現地時間10月2日のプレミアリーグ第9節マンチェスター・ユナイテッド戦に先発出場し、加入後早くも3度目となるハットトリックを達成。6-3の圧勝劇のなかで圧倒的な存在感を示した。

　ハーランドは1-0で迎えた同34分にMFケビン・デ・ブライネのコーナーキック（CK）から高さを生かしたヘディングシュートで追加点をゲット。DFが空中でボールをかき出したが、ラインを割っていたためゴールが認められた。

　さらにその3分後には再びデ・ブライネのアシストからハーランドが決めて3-0に。ベルギー代表MFの右からの鋭いクロスに滑り込みながら合わせる豪快な一撃でリードを広げた。前半終了間際には先制点のMFフィル・フォーデンがハーランドのアシストから決め、4-0でハーフタイムを迎えた。

　ペップ・グアルディオラ監督率いる王者の勢いは後半も止まらない。1点を返された後で迎えた後半19分、左からの折り返しに合わせる形でハーランドがハットトリックを達成した。同28分にはハーランドのラストパスを受けたフォーデンも強烈なシュートでハットトリック。終盤に2失点したものの、2人の活躍によってシティが乱戦を制した。

　ハーランドはこれで今夏の加入後、公式戦11試合で17得点。プレミアリーグではすでに3度のハットトリックを達成（8試合14得点）と、もはや手が付けられない状態だ。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」では、対戦相手のユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウドを引き合いに出し、ハーランドが世界最高の選手としての地位を確かなものとした試合だと報じている。

「この試合でロナウドが90分間ベンチで過ごしたことは強烈な印象を残した。ロナウドは10年以上にもわたってリオネル・メッシ（パリ・サンジェルマン／PSG）と世界最高の選手の座を分け合い、サッカー界の頂点に君臨し続けていた。しかし、この37歳はエティハドでのハーランドの活躍を目の当たりにし、そのバトンが受け継がれたことに気がついただろう」